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4.2.5 文

Asir のユーザ函数は,

 
def 名前(引数,引数,...,引数) {
    文
    文
    ...
    文
}

という形で定義される. このように, 文は函数の基本的構成要素であり, プロ グラムを書くためには, 文がどのようなものであるか知らなければならない. 最も単純な文として, 単文がある. これは,

 
S = sum(N);

のように, 式に終端記号 (`;' または `$') をつけたものである. この単文及び類似の return 文, break 文などが文の最小構成 単位となる. if 文や for 文の定義 (A.1 文法の詳細) を見れ ばわかる通り, それらの本体は, 単なる一つの文として定義されている. 通常 は, 本体には複数の文が書けることが必要となる. このような場合, `{' と `}' で文の並びを括って, 一つの文として扱うことがで きる. これを複文と呼ぶ.

 
if ( I == 0 ) {
    J = 1;
    K = 2;
    L = 3;
}

`}' の後ろには終端記号は必要ない. なぜなら, `{' 文並び `}'が既に文となっていて, if 文の要請を満たしているからで ある.



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