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2.4 コマンドラインオプション

コマンドラインオプションは次の通り.

-heap number
Risa/Asir では, 4KB のブロックをメモリ割り当ての単位として用いている. デフォルトでは, 初期 heap として, 16 ブロック (64KB) 割り当てるが, それ を変更する場合, -heap を用いる. 単位はブロックである. heap の大きさは, heap() 函数で調べることができる (単位はバイト).

-adj number
この値が大きいほど, 使用メモリ量は大きくなるが, GC 時間が少なくな る. number として 1 以上の整数が指定できる. デフォルトでは 3 であ る. この値が 1 以下になると GC をしない設定になるので要注意である. heap をなるべく伸ばさずに, GC を主体にしてメモリ管理したい場合には, この値を 大きく (例えば 8) 設定する.

-norc
初期化ファイル `$HOME/.asirrc' を読まない.

-quiet
起動時の著作権表示を行わない.

-f file
標準入力の代わりに, file から入力を読み込んで実行する. エラーの際にはただちに終了する.

-paristack number
PARI (see section 6.1.14 pari) 専用の領域の大きさを指定する. 単位はバイト. デフォ ルトでは 1 MB.

-maxheap number
heap 領域の上限を指定する. 単位はバイト. デフォルトでは無制限. UNIX の 場合, 実際には limit コマンドで表示される datasize の値 に制限されているため, -maxheap の指定がなくても一定量以上に heap を獲得できない場合があるので注意.)



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