[[MathLibre/Debian/2013]]
* VirtualBox 版 MathLibre/Debian/2013 の利用実験[#w1f4d0f7]
Windows を前提に解説します．（MacOS, Linux でも同様の方法で可能です．）以下のことができるようになります．
- Windows を利用しながら，仮想マシン上での MathLibre の利用．
- 仮想マシン上で Sage Server を起動させて，Windows の Web ブラウザを用いて Sage で計算．
- 継続的ホームディレクトリおよび追加パッケージのインストール（合計して40GBまで）．
- Windows フォルダーの利用．
** 作成手順 [#yaca6412]
+ 仮想化ソフトウェア VirtualBox の Windows 版をダウンロードします．
-- [[VirtualBox Downloads (https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads):https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads]]
+ ダウンロードしたファイルを展開して，VirtualBox をインストールしてください．
+ 仮想マシンファイルを以下からダウンロードします．どちらも展開後は同じもので mathlibre2013vm というフォルダが作成されます．
-- 7z 書庫版（約1.2MB）
#ref(mathlibre2013vm.7z)
-- Zip 書庫版（約4MB）
#ref(mathlibre2013vm.zip)
+ ダウンロードした仮想マシンファイルを，ドキュメントなどのフォルダに展開します．
-- Zip は Windows 標準機能で展開できます．
-- 7z 書庫は以下のリンクからダウンロードできるツールで展開できます．
-- [[7-Zip:http://sevenzip.sourceforge.jp/]]
-- [[窓の杜:http://www.forest.impress.co.jp/library/software/lhaforge/]]
+ ISO イメージファイル（約4. 1GB）を近くのFTPサイトからダウンロードしてください．
-- [[福岡大学 (ftp://ftp.mathlibre.org/pub/mathlibre/):ftp://ftp.mathlibre.org/pub/mathlibre/mathlibre-debian-amd64-20130831-ja.iso]]
-- [[筑波大学 (http://axis.md.tsukuba.ac.jp/MathLibre/mathlibre/):http://axis.md.tsukuba.ac.jp/MathLibre/mathlibre/mathlibre-debian-amd64-20130831-ja.iso]]
-- [[九州大学 (http://mirror.math.kyushu-u.ac.jp/mathlibre/):http://mirror.math.kyushu-u.ac.jp/mathlibre/mathlibre-debian-amd64-20130831-ja.iso]]
-- たぶん一番時間がかかる部分です．
+ スタートメニューもしくはデスクトップ上のアイコンから VirtualBox を起動します．
+ メニューから「仮想マシン」→「追加」で mathlibre2013vm フォルダ内の mathlibre2013vm.vbox を開きます．
+ 設定アイコンから「ストレージ」→CD/DVDドライブを選択し，先ほどダウンロードした ISO イメージファイルを選択します．
+ 設定終了後，起動アイコンをクリックすれば，MathLibre が起動するはずです．
* Sage の利用 [#h6be7acd]
+ 一旦，仮想マシンをシャットダウン後に，設定アイコンから「システム」→「マザーボード」でメインメモリの値を1024MB以上に変更してください．
+ 設定アイコンから「ネットワーク」→「アダプタ1」→「高度」→「ポートフォワーディング」で<+>アイコンからホストポートとゲストポートを8080に設定してください．
+ SAGE/WindowsWithMathLibre を参考にして，Sage を起動します．
-- 暗号化なし
sage
notebook(interface='')
--- Windows（ホスト）側の Web ブラウザから http://localhost:8080 にアクセスすれば Sage の利用が可能です．
-- 暗号化あり
sage
notebook(interface='',secure=True)
--- Windows（ホスト）側の Web ブラウザから https://localhost:8080 にアクセスすれば Sage の利用が可能です．
--- 自己署名証明書ですのでブラウザ側から警告されます．
* 共有フォルダーの設定 [#e3bc3fa4]
+ 設定アイコンから「共有フォルダー」の<+>アイコンをクリックし，「フォルダーのパス」で共有したい Windows フォルダーを指定，表示される「フォルダー名」（この名は変更可能です．仮に X とします）を控え，「自動マウント」（および，もしあれば「永続化する」）にチェックを入れ，「OK」をクリックしてください．
+ 仮想マシン上では，/media/sf_X にマウントされます（X は先に控えたフォルダー名）．
+ この共有フォルダーを仮に Y という名前でシンボリックリンクを作成します．端末で以下の命令を入力してください．
//マウントする位置（仮に Y とします）を
// sudo mkdir Y
//と作成し
// sudo leafpad /etc/RC. local
//として開いたファイルの「exit 0」の前の行に
// sudo mount -t vboxsf X Y
// と（Y はフルパスで）書き込み保存した後，再起動すれば
// ↓ 訂正ありがとうございます．-hamada
ln -s /media/sf_X Y
+ 共有フォルダへのアクセスは vboxsf グループに入っていることが必要なので，グループに user を追加します．((20130831 の次のバージョンで対応予定．[[user-setup.conf:https://github.com/knxm/mathlibre/blob/master/config/includes.chroot/etc/live/config/user-setup.conf]]))
sudo usermod -G vboxsf user
+ ログアウト後，再ログイン（ユーザ名:user, パスワード live）すれば
ls Y
のようにアクセスできます．
//((すでにマウントされているようでしたので書き換えさせていただきました．項目を作っていただき，ありがとうございます．-hamada))
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