数学ソフトウェアとフリードキュメント XXVI

  • 2018年3月17日(土) 13:00–18:00
  • 東京大学 数理科学研究科棟 1階 002教室
  • 153−8902 目黒区駒場3-8-1
  • 井の頭線 駒場東大前駅西口より徒歩10分
  • 入場無料
  • 懇親会への受付は終了いたしました。

組織委員会

  • 野呂正行 (立教大学)
  • 高山信毅 (神戸大学)
  • 濱田龍義 (日本大学/OCAMI)
  • 横山俊一 (九州大学)
  • 酒井高司 (首都大学東京)

後援

  • 日本数学会情報システム運用委員会

講演者 (あいうえお順)

  • 稲生啓行(京都大学大学院理学研究科)
  • 岡田昌史(東京大学医学部附属病院 大学病院医療情報ネットワーク研究センター)
  • 木枝祐介(清閑堂)
  • 高村正志(青山学院大学社会情報学部)

プログラム

  • 13:00-13:50 “出版ワークフローにおけるTeX組版”, 木枝祐介(清閑堂)
  • 14:10-15:00 “統計解析環境R — 計算のための プログラミング環境として”, 岡田昌史(東京大学医学部附属病院 大学病院医療情報ネットワーク研究センター)
  • 15:20-16:10 “ちょっとした計算のためのウェブアプリ”, 高村正志(青山学院大学社会情報学部)
  • 16:30-17:20 “複素力学系とその可視化”, 稲生啓行(京都大学大学院理学研究科)

概要

  • 13:00-13:50 “出版ワークフローにおけるTeX組版”, 木枝祐介(清閑堂)
    • 出版ワークフローの工程のひとつとして,編集を経た原稿に対する,業務としての組版作業のTeXによる実現の実際とその解説を行う.
  • 14:10-15:00 “統計解析環境R — 計算のための プログラミング環境として”, 岡田昌史(東京大学医学部附属病院 大学病院医療情報ネットワーク研究センター)
    • R言語は統計解析のデファクト・スタンダードとして広く普及している.今回は,Rの歴史を簡単に振り返りつつ,近年Rの普及に大きな影響を与えている R markdown, tidyverse, shinyなどの新しいテクノロジーについて紹介する.
  • 15:20-16:10 “ちょっとした計算のためのウェブアプリ”, 高村正志(青山学院大学社会情報学部)
    • 本講演では,自身の数学の研究において,ちょっとした計算や面倒な図の作成などに役立つウェブアプリの作成法やその利用法を紹介したい.
  • 16:30-17:20 “複素力学系とその可視化”, 稲生啓行(京都大学大学院理学研究科)
    • 1変数複素力学系を理解する上で,Mandelbrot集合やJulia集合などを計算機で描くことは重要な役割を果たしてきた.この講演では,まずこのような絵から見てとれる複素力学系の様々な性質について概説する.次に,複素力学系に自然に現れる複素2次元空間内のフラクタル集合を,最近のVR機器を用いて観察する試みについて紹介する.